デパートで出逢った寂しい人妻との情事

――その1――

 昨日、多摩センターの三越デパートに行った。紳士衣料の売り場でコートでも買おうかと思って、売り場を見て歩いていた。ところが、突然、私の前に四十歳前後と思われる、すらりとしたスタイルの艶やかな感じの女性が、「すみません、ちょっとお願いしたいことがあるんですけど……」と、話しかけてきた。身体は細身なのに、顔は丸顔で愛嬌がある。どこかの良家の奥さんなのか、気品が感じられる。私は相手が素敵な女性だったので、少しドキドキしながら、「なんでしょうか」と返事をした。

 すると、その女性は手に持っていたサーモンピンクよりも僅かに濃い色のベストを片手に持ち、私に見せるようにしながら、「実は、主人にこれを買おうかどうしようか迷っているんですが、たまたま、失礼ながら、あなたが、年齢も体型や身長も主人とそっくりでしたので、もし、よろしかったら、ちょっと合わせていただけないかと思いました」と言ったのだ。

 さらに、その女性の傍らに居た店員が、「お客様、本当に申し訳ございません」と、恐縮している。私は美人の頼みには、ことの他弱い。
「そうですか、いいですよ」と返事をした。すると、二人は私の背中から、そのベストを合わせてみて、「どうでしょうか」などと言って思案している。

 私はすかさず、「よかったら、実際に着てみましょうか」と言った。
 すると、その人妻風の女性は、「えっ、よろしいんですか。嬉しい」と言った。私はすぐにジャケットを脱ぎ、そのベストを着て見せた。店員は困ったような顔をしている。私は姿見の鏡の前に立った。それはよく似合っていた。
「まあ、よくお似合いですわ」
「本当に……」と二人の女性は、声をそろえて言った。

 お世辞とは言え、私はまんざらではなかった。その色が滅多にないような良い色だったせいもある。
「これ、いただきますわ」
「ありがとうございます」店員はそう言って代金を受け取った。

 その人妻風の女性は、「ありがとうございました。お引きとめして、また、試着までしていただいて」と言い深々と頭を下げて礼を言った。
「ご主人は、幸せですね。奥さんにこんな良い物プレゼントしてもらえるなんて」

 私が、そう言うと、「主人は単身赴任で地方に行ってるんです」と言った。
「そうですか、それでプレゼントを送られるんですね」
「ええ、誕生日なものですから。ところで、お急ぎでしょうか?」
 彼女は、突然そう言った。

「いいえ、暇で困っているんです。」
「あらっ、私と同じだわ。では、よかったら、お礼にお茶でも、さしあげたいんですけど、いかがかしら?」
「えっ、それは、もう喜んで」

 私がそういうと彼女は、パッと顔を輝かせて、「そうですか、嬉しいわ。では、ご案内しますわ。コーヒーとケーキが美味しい店がありますから」
 彼女は、そう言って先に歩き始めたが、さらに「でも、こんな小さな街ですから、都心のような店ではありません」と、言った。
 彼女が案内した店は、ヨーカドーの建物の中に入っているビストロだった。
 静かな店内の窓側の席に向かい合って座り、あらためて彼女を正面から見ると、やはりいい女だ。

 良家の奥様然とした気品と知性が感じられるのに、ちょっとしたしぐさや話し方には、どこか、妖しい魅力を感じさせるのだ。
 私は、ふと、この女性は、ひょっとして結婚前はバーかクラブのママでもしていたのではないかと、思った。

――その2――

 コーヒーを飲み、ケーキを食べる時の彼女は、優雅だった。
 お互いに自己紹介をした。彼女は前川美菜子と言い、この近くの一軒家に住んでいるとのこと。私も自分の名前と小田急線の生田に住んでいると言った。もちろん既婚であるということも。さらに現在、家庭内別居で、妻とはただ食事と親戚などの冠婚葬祭だけは同行するが、後は全部まったくの相互不干渉で別行動ですと言った。
「まあ、ごていねいに、そんなことまで」と彼女は、いたずらっぽく笑った。
 そして、わずかに表情に陰りを見せて、「私も、似たようなものかもしれませんわ」と言った。ビストロで、一時間ほど楽しく話した後、私は、「ところで、お時間は?」と聞いた。

「あらっ、主人は地方ですから、時間ならたっぷりとありますわ」とまだ、付き合って欲しいといった表情を見せた。私は、その頃になって、なんとかこの奥さんをものにしたいと思った。けれどもまさか、いきなりラブホに誘う訳にもいかない。
 私はいつもの手順で、「そうですか、それは、嬉しいですね。でも、この街では、行くところもないですね。カラオケも無さそうだし……」と言った。

「あら、カラオケなんて行きたいわ。私は、ほとんど行ったことないのよ」
「そうですか、でもこの街にカラオケは無さそうですね」
 私は、実際にはあるのかも知れないが、少なくとも自分は見たことがなかったので、そう言った。

「そうね、私もここでは見たことがないわ」 私はそこで思い切って、独り言のように「あそこのラブホには、あるでしょうけど、まさかあそこに行く訳には行きませんしね」と、探りを入れるように言った。

 すると、彼女は、「あらっ、あそこにはあるんですか?」と言った。
「ええ、そうですよ。普通、ラブホテルには、カラオケは必ずあると思いますよ。私もよくは知りませんけど……」
「まあ、本当かしら。でもそう言うことにしておきましょう」

 彼女は、もうかなり親しい関係になったように言った。
「どうしましょう。町田にでも行きましょうか?」
  私はそういうと、彼女は、しばらく思案した後、「思い切ってあそこに行きましょうか」と、駅の方向に見えているラブホの看板を見ながら言った。

「えっ、いいんですか?」
「でも、カラオケだけですよ」彼女は笑いながら、そう言った。
 結局、私たちは思いがけず、その辺には一軒しかないラブホに入ったのである。入り口で部屋を選ぶ時に、彼女は興味深そうにカラーパネルを眺めている。

 私は、一番高い洋室を選択した。部屋に入ると、美菜子は珍しそうにあちこちを眺めている。カラオケという名目で、ここに入ったのに、まさか風呂に入りましょうという訳にも行かないので、私はとりあえずソファーに座るように案内した。

 彼女は、座ったものの、どこか落ち着かない素振りだ。どうも、さきほどから見ていると、彼女は、本当にラブホは初めてらしい。
 私は、彼女の右手に座ると、「さあ、カラオケをしましょうか」と言った。
 

――その3――

 けれども彼女は、なぜか落ち着かない表情だ。
「どうしました?」
「なんだか、こんなところに入ったら、カラオケなんてどうでも良くなっちゃったわ」と言った。

「じゃあ、ここに座ってお話でもしましょうか。それとも、エッチビデオでも見ますか?」
「えっ、そんなの、一度も見たことありませんわ」
 彼女がそう言うので、私は返事を待たないで、すぐ近くにあったリモコンで、スイッチを入れた。

 すると画面からは、突然、「ああーん、ああーーっ、」と、女の喘ぐ声が流れ、今まさに清楚な人妻風の女が、逞しいやくざ風の男に、のしかかられ、繋がれようとしている。
 女は逃れようとしているが、もう絶望的な状況である。男がついに腰を送って、繋ぎ入れた。男の激しい動きに、たちまち女の表情もよがり顔に変って行き、ついには口を大きく開けて、「ああーーっ、いいっ、」と、叫び出した。

 私は、そっと彼女の表情を伺うと、夢中になって見ている。目は充血して、肌も紅潮してきている。私が彼女の顔を窺い見ているのに気がついて、彼女は、「いやだあー、すごいことしてるわね。初めて見たわ、こんなの……」と言って、また顔を画面に移し、見始めた。

「おもしろいでしょ。もっと、見ましょう」私は、そう言って左手を肩越しに回し、彼女の左胸を揉み、さらに右手で右の胸も揉み始めた。
「あらっ」と、言って身を捩り、逆らう素振りをしたが、すぐにまた画面に、集中し始めた。

 画面の中では、男が女を荒々しくうつ伏せにして、お尻を抱え込みバックで責めようとしていた。女は抵抗して逃げようとするが、男は力強く引き寄せると、ダイナミックに腰を送って貫いた。

「ああーーっ」と、女の悲鳴が画面から、派手に流れ出す。美菜子は、もう夢中だ。 私は胸ボタンを外し、ブラをたくしあげて、豊かな乳房を剥き出しにしてしまった。
「ああーん、駄目よおー」と、彼女は我に返って抗ったが、私は搗きたての餅のような感触の乳房を責め始めた。さらに顔を引き寄せると口づけを迫った。

 彼女は、背もたれに身体をあずけ、目をつぶって受け入れ、すぐに舌を絡ませて、夢中になって吸ってきた。画面の中からは、女の絶叫が私たちの耳に入ってくる。
 私の手は乳房を揉みながら、いったん口づけを外し、娘のようにうす赤い乳首を口に咥えた。そして、チューチューと吸う。
「ああーーん」彼女が身体をくねらせて切ない声を挙げる。

 私は、次に乳首を咥えたまま、右手を彼女のスカートの下に忍び込ませて、深奥を弄り始めた。
「ああーーん」彼女は身悶えながら喘ぎの声を洩らす。すると、はるかにその声よりも激しい喜悦の声が、画面から流れ出てきて耳に届く。

 私は、彼女の下着に手を掛けて、脱がそうとする。美菜子は、もう逆らうことなく、自分から腰を上げて協力する。高価そうなレースづかいの淡いブルーの下着を脱がせてしまう。

 私は、あらためて手をスカートの中に侵入させて直に、触り始める。豊かな毛むらをかき分け、赤貝のような、あるいはイチジクのようにも見える色合いの襞を捲り開け、真珠粒を探しあてると、そっと柔らかく触れた。
「ああん」ちょっと、触れただけなのに彼女は身をくねらせて喘ぐ。私は、さらに、クリを指の腹で丹念に弄り回す。
「ああっ、いいっ、気持ちいいわーっ」彼女は、身を震わせて歓び続ける。
 次に私は、一指ではクリを弄りながら、二指を深奥にと挿し入れて、小径の中の内壁を弄り、突き、擦りたてる。
 

――その4――

「ああっ、ああーっ」彼女は髪を振り乱し、眉根を寄せて、まるで苦しみを味わっているような表情で、クランベリー色の口紅を塗った唇を大きく開けて悲鳴を挙げる。私は指を彷徨わせて、中の真珠粒を撫で、弄り回す。さらに乳首を舐め、わざとチューチューと吸いたてると、ついに、「ああーーっ、気持ちいいーっ」と、頭を大きく仰け反らせて、エクスタシーに達してしまった。

 私はしばらくして、「お風呂に入ろう」と言った。
「先に入ってきて」と彼女が言ったので、私は、烏の行水のような入浴をして、その後、彼女も入った。

 私がソファーに坐って待っていると、彼女はラブホ備え付けの浴衣を着て、浴室から戻ってきた。髪をアップにまとめ、色白の肌は湯上がりらしく火照っていて、目はより潤みを増している。その姿は、震いつきたくなるほどの魅力である。

 私はそんな艶やかな彼女の姿を見て、さあ、これからこの美しい人妻を自分の思う通りに出来るのだ、と思うと歓びが湧き上がってきた。
「さあ、ここに坐って」と自分の左隣を指示した。美菜子は気恥ずかしそうな笑顔を浮かべながら、私の隣に腰を落とした。
「もう一度ビデオを見るかい?」
 
 私がそう言うと、「ううーん、もういいわ」と、目に媚びを見せながら言った。
「そうだね、じゃあ、僕たちだけでエッチに専念しようね」と言うと、「いやーね、もう……」と言って、私の手を握りしめてきた。
 私は左手を肩に回して引き寄せる仕草をすると、嬉しそうに、柔らかい細身の身体を寄せてきた。くちづけが始まった……。

 美菜子は、自分の方がリードするような動きで舌を絡ませてきたり、強く吸ったり、あるいは、一旦外して私の目を見つめ、そしてまた激しく吸ってきたりするのだ。
 私は、その時、きっと美菜子はくちづけがとても好きなタイプだな、と思った。時々、そういう女性に出逢うのだ。私はさらに、美菜子はおそらく少しM傾向が強いのではと、思った。それは彼女の表情や、会話などでなんとなく分かるのだ。

 だから、私は彼女の浴衣の合わせ目から、右手を侵入させ、乳房を揉み始めながら耳の中に囁きかけるように言った。
「さあ、これから、たっぷりと虐めてあげるからね」
「えっ、イヤだーっ、虐めたりしないで」
「だめっ、君は、もうこれからここを出るまでは、僕の奴隷だよ。なんでも、言うことを聞くんだ、いいねっ!」私は演技たっぷりにそう言った。

「いやっ、虐めたりしたら、私、帰っちゃうから……」
「ハハハ、帰すもんか。さあ、とりあえず僕の息子に挨拶しろ」私はわざと少し恐い顔をして、そう言い、彼女の頭に手を掛け、自分の股間の方に押しつける仕草をした。

「いやーっ、駄目っ」彼女は、そう言って少し逆らった。私は素早く、浴衣の下から自分のすでに、バベルの塔になっている怒張を取り出して、強引に頭を抑えつけ、そこへ顔を押しつけた。

 美菜子は観念したように、風呂上がりで艶々と光っている先端に紅唇をそっと付けてきた。そして、さらに一旦、顔を挙げ、私の方を潤んだ目で見てから、また顔を戻し、咥えこんできた。

 彼女は、しばらく夢中になって、頭を動かして深々と咥えたり、舌で先端を舐めたりして奉仕してくれた。上から、その彼女の表情を窺うと、私の浅黒い分身を赤い唇の中に、含みこんでいる眺めは、私をさらに高めるのだった。

 その後、私は嫌がる彼女を無理矢理ソファーに坐らせ、下肢をハの字に開かせた。 さらに自分は絨毯の上に跪きの格好となって容赦なくクンニを見舞った。
「駄目よっ、こんなところで、やめてーっ」と、彼女は泣くような声を挙げ、私の頭を両手で必死に押し返そうとしながら逆らった。

 けれども、私の舌が彼女の小径の中に侵入してからは、逆に頭を引き寄せるような仕草をしながら、「ああーーっ、気持ちいいーーっ」と、あられもない声を出して歓び続けたのだ。私は、たっぷりと彼女にクンニを見舞った後、そのままの勢いで彼女の下肢の間に、今度は腰を入れ込み一気に貫いた。

「ああーーっ、すっ、凄いーっ」
 美菜子は、すすり泣きの声を挙げて、自分からも貪欲に腰を突き出してきて、快楽の頂点を求め続けた。

 私は途中で、そのまま繋ぎ淹れたまま、彼女の身体を持ち上げた。
「いやーん、なにするの?」美菜子は驚いて逆らったが、私はそのままの恰好で、よちよちと歩き、ベッドに上がり、また行為を続けた。

「さあ、今度はゆっくりと全裸になって抱き合いましょう」私はそう言うと、彼女の浴衣を剥ぎ取った。
 

――その5――

「いやーん」彼女は色白な身体をくねらせた。その色っぽさは天性のものなのか、演技なのか分からないが、男を奮い立たせるような仕草だった。
 私は素裸になった彼女の上に馬乗りになった。さらに両手を万歳の形を取らせ、自分の両手で押さえ付けた。
「さあ、奥さん、どういうふうに虐めてあげましょうか」と言った。

 すると彼女は、下から媚を含んだ目で私を見て、「どうにでもしてくださいな」と言った。
「ようし、それなら、うんと虐めてやるぞ」
 私は、芝居がかった声でそう宣言すると、既に勃起しているモノを彼女の顔に近づけていった。

 彼女は、私の怒張を恐いものでも見るような目つきで眺めながら、「でも、あんまり酷いことはしないでね」と、哀願するように言った。
「いいよ」
「よかった……」彼女は、ちょっと心配だったのか、不安そうな顔をしていたが、私の言葉に安堵したような表情を浮かべ、近づいてきた私の怒張に唇を寄せてきた。

 美菜子は口を大きく開けて、突き出したペニスを咥えた。可憐さと気品を持った表情の美菜子が、私の怒張を咥えている姿は魅力的だった。私は、目をつぶって、夢中になって咥えている美菜子の顔を飽きずに眺め、高まっていった。
 
 私は、途中で放射感に襲われ、もういいと叫んだ。彼女は、私の分身から顔を離すと、恥じらいを含んだ顔で、「私は、下手でしょう」と言った。
「そんなことはないよ。とってもよかった。フェラはね、巧拙もあるけど、女性が咥えてくれている時の表情が素晴らしいんだよ。男はね、それに感じるんだ。あんまり、フェラが巧みすぎると却って、シラケちゃうんだ」

「まあ、そんなものなの?」
「うん。美菜子さんは、その表情が良いんだよ」
「まあ、喜んでいいのかしら」
「もちろん、いいんだよ」私は、そう言った。

「さあ、今度は、どんな、抱き方をしようかな? リクエストはあるかい?」
 私は、わざと、いやらしく言った。
「イヤーね、リクエストなんて。そんなの知らない。好きなようになさって……」 

 彼女は、そう言うと、私に背を向けて待ち受ける姿勢を取った。私は背を向けて、身体をややくの字に曲げて横たわっている彼女の美しい裸身を眺めながら、「じゃあ、今度は、このまま後ろから責めちゃうぞ」と言うと、背後霊のように密着して抱きすくめ、彼女の右足を少し持ち上げて、バックから繋ぎ入れた。

「ああーっ」
 彼女は、無意識に身体を反らせ、顔を私の方に向けて、喘ぎ声を洩らした。さらに私が、ゆるやかに前後に腰を振り出すと、「ああん、ああっ、ああーーっ」と、切なそうにうめき声を洩らし続ける。肌と肌とがぶつかり合う音が響く。

 私は、しつこく腰を振り、同時に両手で乳房に手を回して揉み、さらに長く細いうなじから背中に掛けて舌で舐める。
「どうだい、こんな形で抱かれると気持ちいいかい?」彼女は、それどころではないと言った風情で、すすり泣きの声を挙げる。

 私は、途中から身体を動かし、繋ぎ入れたまま四つん這いの姿勢にさせた。
「あっ、いやだ、もう」
 彼女は、そう言ったが私は無視して尻を高く挙げ、頭を押さえ付けて、シーツにつけさせた。
 彼女の色白の裸身は、そうした形をとると思わず見取れるほど美しく、悩ましい。 やや豊満な尻から、見事にくびれこんだウエスト、さらにそこから、背中、首に至るラインは男にとって、そそられる眺めである。

 私は、その魅惑的な眺めと、柔らかいのに適度な弾力のある尻を抱え込むと快楽を味わいながら、ダイナミックに突き始めた。
 彼女は、またすすり泣きの声を挙げ始め、自分からも尻を振り始めた。
 持久力には、かなりの自信がある私もさすがに、持ちこたえられない感じになったので、彼女の身体をまた仰向けに戻し、正常位で繋ぎ入れた。

 彼女は、両手をひしと私の首に回して、さらに両足を私の身体に巻き付けて「ああっ、もう逝きそうよーっ」と、戦慄きながら叫んだ。
 私は、もう自分も限界と、「逝くぞーっ」と叫び、猛烈に腰を振った。彼女は、「いっ、逝くーーっ」と、悲鳴を挙げて昇りつめていった。
 

――その6――

 私は自分自身は、必死に我慢をして持ち堪えた。まだ、自分は物足らない、この人妻をとことん悦楽の世界に引き摺り込んで、また私に逢いたい……と思わせなければならない、と思ったのだ。しばらくして、私はまだ荒い息を吐いている美菜子を自分の身体の上に乗せようとした。
「あら、どうなさるの?」彼女は潤んだ目で私を見つめ、聞いた。
「今度は、〈騎乗位〉でしよう」私はそう言いながら、無理矢理彼女の美しい肢体を自分の上に引っ張り上げた。

 美菜子は恥じらいながらも、言われたとうりに乗ってきた。
「ほら、馬に乗るように跨るんだよ」私は、下から指示した。
「なんだか恥ずかしいわ」
「そう、恥ずかしいから、よけいに燃えるんだ、この格好は」

 美菜子は両手を私の胸に付き、跨ったまま、どうしたらいいのか困惑しているような表情をしている。今の激しい交わりの余韻を残した美菜子の顔は、目は潤み、肌はピンクに染まっていて実に色っぽく美しい。
 そんな淫らで美しい美菜子を眺めていて、私のいったんおとなしくなったペニスは、また凶暴に勃ち上がった。
「さあ、美菜子、自分で淹れてごらん」
 私はそう言うと、自分も手を出して、こん棒のようになったペニスに手を添えながら言った。

 美菜子は恥じらいながらも、自分の色白の華奢な手で、私のモノを支えながら、静かに腰を下ろしてきた。私の怒張は疼ききった彼女の小径の中に入っていった。
 私は彼女の表情を窺う。口を半開きにし、そこから切なそうに、「ああーーっ」と喜悦の声を洩らす。

 私は先端に我慢しきれないほどの快感を味わいながら、腰を上げ、激しく突き上げ始めた。
「ああっ、ああーーっ、いいっ、いいわーっ」
 途端に、美菜子は髪を振り乱し、口を大きく開けてすすり泣き、ついには絶叫して昇りつめ、私の胸に突っ伏してきた。

 すべてが終わって、部屋を出るときに彼女は名残惜しそうに、私の前に跪き、私のペニスを口に咥え、頬ずりしてしばらく離さなかった。
 外に出て、駅の近くで別れる時に、「また、逢ってくださる?」と言った。私は、もちろん、うんと返事をした。 
 

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